2010年5月23日日曜日

呉・三国志-長江燃ゆ-/伴野朗


三国志の中でも呉を中心に書かれた小説。

これまで吉川英治・北方謙三・柴田錬三郎の三国志を読んできたけど、この三国志は最低。


悪い点は文章がへたくそ、ボキャブラリーが少なすぎる、筆者の体験談がところどころ入る、文体がキザ、外来語の使用、話が脱線しすぎなどなど。

せっかく小説を読んでるのに、筆者の体験談みたいなどうでもいいことを小説の中に書くなんてはじめてみましたwそんなものは小説の中ではなく、あとがきとかに書くものだと思うんですよね。あと、三国志の話なのに、カタカナがやけに多い。言葉の置き換えで“データを手に入れた”とか“傑出したアジテーターと言っていい”みたいなことを書いているもんだからいらいらして仕方ありません。

事実描写が多いのは筆者が元新聞記者だったということもあるのだろうけど、せっかく小説の世界に入り込んでいるところに急に体験談みたいなのが入るから一気にさめてしまいます。
この本は全8冊あるんですが、まとめて買ってしまったので後悔していますwあと2冊残ってるのでさっさと読んでしまおう。

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