すごく面白く読めた一冊。
重村氏はテレビでもお馴染みなので知ってる方も多いかと思います。昔やってたバイトの後輩がこの人のゼミに所属していたみたいで、重村氏のことはたまに聞いていました。人間的にも人格者みたいですよ。
この本はベールに包まれている北朝鮮および金正日についてのことを重村氏の長年の研究に基づいて書かれているわけですが、どうしても北朝鮮という国はわけのわからない部分があるので、重村氏にもわからない点があり、そこら辺は伝聞による憶測・推測に頼っている点があります。
この本は事実と推測が5分5分くらいの割合だと思います。でも、その推測もある程度は信憑性のある伝聞からのものなのでどこまで信じていいのかは分からないですけどね。
でも、北朝鮮という国家についてだとか、金正日については体系的にとてもよく理解できました。
あと、文章については決して上手い文章ではないけど、重村氏のジャーナリスト・研究者としての熱意がすごく感じられて、引き込まれるように読みふけってしまいました。
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