2009年前後はHi Powerが積極的にブラック勢とかかわりを持ち出した時期で、この時期にBone ThugsやBad Azzら、古き良き西海岸を支えてきた大物Gスタの作品をHi Powerレーベルから送り出してきました。Lil Flipとの共闘(Playa Needs No Loveのカヴァーを思い出しました)、Nate DoggやTwistaとの名曲を送り出し、さらにはSnoop DoggとLight My Fireをリリースするなど、Hi Powerの勢いがすごかった頃ですね。
この大物ピンプ、Suga Freeの作品もその時期にリリースされた一枚です。この時期のジャケットワークは安物感が否めませんね(笑)
トラックメーカーは誰かが不明なのですが、ウェッサイ好きがたまらない曲も収録されているので、見逃せない一枚ですよ!
④In Californiaはスネアが効きまくり、さらにひたすら高音シンセが鳴りひびまくる一曲。
サビはめちゃかっこいいです!2nd verseで登場するCapone-Eのラップも気合い入りまくり。
Suga Freeの軽やかで表面を滑るようなラップと、Capone-Eのチョロラップって意外に合うかも。
続く⑤Hi Power Pinpinも勢いがあってかっこいいです。Suga Freeも含めた合計4名のラッパーがマイクリレーしていくのですが、無駄を省いたトラックと相まっていい感じに仕上がっています。
冒頭からオートチューン全開の⑥Mean Greenや無名若手Gスタとの欲望丸出しの一曲⑦House, Money & Carsなんかも余裕の平均超えで、前半からかなり飛ばしてくれています。
後半も良曲揃っています。
⑨She Choose UpはアジアンテイストなトラックにAMG(!)が参加しており、タイトなラップを聞かせてくれます。まさしくレジェンドですね。
レジェンドということで。。。
先日僕が働いている会社主催で葛西紀明さんの講演会を行いました。僕は参加していませんでしたが、数百人の聴講者がいらっしゃり、大変好評で終わったようです。同じスポーツを何十年と打ち込むっていうのは、僕のような一般人には到底考えられないことです。40歳を過ぎても青春。最高にかっこいいですね!
何十年と同じものに打ち込むということであれば、Capone-Eも称賛の対象になるでしょう。
Hi Powerってもう15年くらい活動していますよね。若手はこれまで結構出てきましたが、結局のところCapone-EとCriminalに支えられている感が否めません。Lil Tweety,Scrappy Locoに限ってはあの人は今的な感じですもんねwあれだけ人の出入りが激しいと仲間割れなんかもあるのでしょう。実際、Snapperなんかは知らない間にソロになり、名作を出していますし。Big Lokoteも今はHi Powerから出て独自の路線を歩んでいます。
Hi Power Diva Miss Lady Pinksとの官能的エロメロウ⑫Fuck With Meはこのアルバムの中で唯一のスロウテンポな一曲。R&Bのミックスなんかに入っていても不思議でないレベルの曲です。
⑬Out Hereでは僕の好きなMr.Criminalが参加しためちゃタイトな一曲です。トラックは大したことないのですが、Suga Free、Mr.Criminal、Mr.Silent(ソロはどれもいまいち)の3人が競うようにラップ自慢。この曲が一番好きかも。
=Track List=
Intro
Gansta Shit
Still Rather Give U My Bitch
In California
Hi Power Pimpin
Mean Green
House,Money,Cars
Some Move,Some Groove
She Choose Up
Been Around Da Block
420 Coma
Fuck With Me
Out Here
No Sera
Touchy,Touchy,Feeling
Loli Pop
I Know
Outro
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