キャリア・コンサルティング実践学 -科学的キャリア形成支援のススメ-

転勤してから、人事関係の仕事もするようになりました。
今度キャリア関係の講習も受けるということもあり、近縁領域の本を１～２冊読んでおこうと思って買った本の中の一冊がこれです。

難しいタイトルがついているけど、要は、キャリア・コンサルティングって何ですか？とか、キャリア・カウンセラーにとって大切な要素は何ですか？みたいな根本的なことが簡単に書かれているものです。概論を知るにはいいかもしれないけど、「実践」という言葉はこの本の内容と照らし合わせても適切でないと思う。あと、700円はちょっと高い。多分岩波新書とかで同系統の本が出ていると思うので、もし興味のある方は、この本よりはもう少しボリュームのある新書や文庫のほうがいいかもしれません。もう一冊単行本を買っているので、それが良かったらご紹介したいと思います。

最近テレビをつけると毎日のように大学生の就職活動がとても厳しいっていうことが言われています。特に大学生くらいの年ごろって妙に哲学的になっちゃって、自分が貢献できる職種は何だろう？とか、そもそもなんで就職しないといけないんだろう？って考える子が多いと思うのですが、そもそも新卒１年、２年で職場に貢献できる職種って少ないと思うし、就職なんかは進学と同じ感覚でやった方がいいんじゃないかって思っています。実際に、就職について楽観的に捉えている人のほうが就職決定率が高いという実験もいくつかありますね。でも今は不景気で本当に大変みたいですね。僕が勤めている会社もここ何年かは新卒を採用していませんが、企業にとっては新卒をはじめとする若い人がいないと、マクロな計画って立てられないと思うので、来年あたりに新卒者採用の提案をしたいなと考えているところです。