潮騒/三島由紀夫

僕が学生の頃もそうだったんだけど、村上春樹読んでれば自分がインテリだって勘違いしてる大学生って多くない？笑　本当に笑っちゃうんだけどさｗ　僕はあまり興味なかったんだけど、あまりにも強烈に薦められたのでノルウェイの森を読んでみたけど、僕にとってはただの官能小説としか思えなかった。大学で村上春樹論とかあるくらいだから、読み込めば違うのかもしれないけど。村上龍の限りなく透明に近いブルーもそう。ありゃあエロ小説だよ。両名とも語彙が少ないし、構成もそれほどうまいと思わないんですよね～。

現代作家の巨星といえば、三島由紀夫でしょ！？日本の小説家でこの人に勝る人はいないと思うんですよねぇ。まずは文章力がすごいのと、ボキャブラリーが非常に多い。それと情景描写も本当に素晴らしいですね。あとは何より気品漂う文章を書ける数少ない作家だと思います。潮騒なんかは高校生の推薦図書にも挙げられたりしています。一番のお気に入りの作品ですね。本当に美しい作品です。豊穣の海とか、仮面の告白、金閣寺なんかも名作なので呼んでもらいたいなぁ。

あと、三島がフロイトの精神分析学に影響を受けて書いた、「音楽」という小説はなかなかおもしろいですよ。精神分析を正確に描写しているかといわれるとそうでもないんですけど、かなり勉強したんじゃないですかね、相当いい感じです。

小説家だと司馬遼太郎とツルゲーネフが好きです。ロシア文学は最高です！もう少し年とったら戦争と平和とかアンナ・カレリーナとかもよんでみよっかな。